都内で記者会見したのは、ガザ地区でことし7月から先月にかけて医療や人道支援の活動を行った国境なき医師団の日本人スタッフ3人です。
このうち看護師の本川才希子さんは南部ハンユニスの中核病院での活動を振り返り、病棟患者の8割は爆発などによるけが人で、ベッドが足りず患者が廊下にもあふれていたほか、治療用の器具やせっけんなどあらゆる物資が不足していたと説明しました。
病院で働く現地の医療スタッフは身近な人を亡くした人が少なくないということで、本川さんは「同僚が亡くなるのをみとった現地スタッフもいた。スタッフの多くはテント生活を強いられ、そうした彼らがガザの市民を救っていた」と述べました。
また、ガザ地区での活動責任者のひとりとして従事した萩原健さんは「現地の人々はイスラエル軍からのたび重なる要求で何度も避難を強いられ、ライフラインも十分ではなく、ガザは人道的な場所とは言えない。1年という戦闘の期間は決して短くなく、人々は非常に疲弊している」と話し、一刻も早い停戦の実現を訴えました。
